2012年7月4日水曜日

テトラクールタワーCR-2 NEW【レビュー】

テトラクールタワーCR-2 NEW

季節のせいか検索数も多いのでそれなりのレビューをしてみる



対象の水槽は40L以下の水槽で、消費電力は140W
水温の設定も可能になり、20~30度に設定できるよう。
配管のサイズは標準的な12mmとなっており、2213とかに直接つなげられる。
小型水槽用には12mm-8mmの異径ジョイントとホースが付属しており、
それらを用いて接続が出来るようになっている。



背面にはファンが2つ、それなりに熱い風が吹き出てきますので部屋はそれなりに
風通しが良くないと冷却効果も下がってしまいますし、40度ぐらいの室温では
本体が変形してしまう恐れもあるようです。
あとは、冷却効果もそれほど強いわけでは無いので、水槽は付属の断熱シートで
断熱する必要もあります。


実際に25cmキューブで運用していた感じとしては、
室温が30度を超えなければ安定した冷却は出来そうですが、
30度を超えると冷却と放熱のバランスがタイになるのか、連続稼働になります。
それでも、24℃は保てていましたのでとりあえずは夏にも対応できるのではと思います。


CR2では30cmキューブで限界なような気がします。
水量が増えればまたそのバランスも変わるので何とも言えないですが。

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追記(12/07/17)
梅雨明け宣言とともに30度越えとなり、室温も40度という条件での冷却。
28.5度まで上がってしまいました。超小型水槽でですが。
安心を求めるなら、コンプレッサ式のクーラーがおすすめ(ーー;)


(12/07/20)
電気料金請求書が届き、結構料金が増えてたw
連続稼働となると、電気代も結構な金額になります。


極端な例(実際ほぼそんな感じ)で24時間連続稼働だと、1日80円1ヶ月2千円超え位。
(140W * 24H / 1,000 * 23円  = 77.28円/日)
(77.28円 * 30日 = 2,318.4円/月)


うちで使っているアクアクーラー20は1時間に1回の15分稼働なので
(150W * 6H / 1,000 * 23円 = 20.7円/日)
(20.7円 * 30日 = 621円/月)


コンプレッサ式のクーラーとの差額は1,697.4円


数ヶ月使うだけでコンプレッサ式のクーラーが買えると思うw
やはり、効率がかなり悪いのでコンプレッサ式のクーラーがおすすめw



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で、保証とかあまり気にせず中身を拝見してみましたw



中身はペルチェ素子にヒートシンクと冷却ファンに電源基板。
このメーカー、配線の固定にセロテープを使うんですねw
年々経過でベタベタになるので全部取ってしまいましたw

電源基板はペルチェ1枚に対し1基板、と非常に無駄が多い。
コスト優先で新たに回路を作らずというところでしょうか。


ペルチェ部分の拡大。
グリスが申し訳程度にしか塗られていなかったため、閉じるときには
シルバーグリスを適量塗っておいたw

あと、必ずと言っていいほどねじがさび付いている。
不安w

6Aで最大15Vまでのペルチェ、実際に流れているのは12Vのよう。
改造するなら2枚重ねでそれぞれのペルチェに流す電圧を調整するか、
大容量タイプのものが有るらしいのでそれを利用するかになる。
ヒートシンクもそれなりの性能の物を使えば微妙ながら良くなるかも。


水枕を取り外したところ。
この中には黒色のアルミヒートシンクが入ってる。
ヒートシンク使わずに直接ペルチェでもいいんじゃ無いかと思うのだが。

以前のバージョンでは温度センサーが1基盤ごとに1個付いてたのだが、
この機種からは改善されたようで別に温度制御回路が付いているためセンサーは一つ。


温度センサー回路は取り外すのが面倒だったのでそのまま。
ご覧の通り同じ基板2枚w


さらに基板のアップ。
この電源基板自体も結構熱を出すので、何枚もあったんじゃ電気の無駄だと思う。

とはいえ、改良に改良を重ねてはいるのでいじるところはあまりなかったり。
改造するなら、電源をアダプターにしてペルチェ部分を2枚重ねのぐらいでしょうか。
それだけで、消費電力は100W以下になるはず。

以上、レビュー&分解でしたw

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